冬の肌乾燥と
ニキビの関係

ニキビは夏場に出来るもの!?乾燥肌ならニキビにはならない!?…そんな誤解に基づいたケアでは美しい肌を取り戻すのは困難です。大人のニキビは、むしろ乾燥しやすい冬場にこそ悪化します。正しいメカニズムを理解して、本当に効果のある対策を取りたいと思いませんか?

冬の乾燥肌がニキビを引き起こす!?

どうやら、一般には“ニキビは脂性肌の時に起こるもの”と認識されているようで、ともすると“乾燥していればニキビは出来にくい”といった考え方が蔓延しているに見受けられます。しかし、実は肌の乾燥はニキビ発生の主原因の1つ。こちらでは乾燥肌とニキビの関連性について詳しくご紹介したいと思います。

なぜ、乾燥肌でニキビが出来るの?

多くの方が“ニキビは毛穴に皮脂が溜まるせいじゃないの?”とお考えだと思いますので、まずは乾燥肌がニキビを引き起こす理由についてお伝えすることにしましょう。そもそもニキビの根本原因は皮脂ではなく、角栓によって毛穴が詰まり、面皰が生じることです。こうして塞がれてしまった毛穴に皮脂が溜まることで、面皰は白ニキビ(コメド)へと悪化していきます。これらを総合的にまとめると、ニキビ発生の原因は“角栓が毛穴を塞ぐこと”であり、皮脂はあくまでもニキビ悪化を促す要因。となれば、乾燥肌であっても、ニキビが発生する可能性は充分にあるわけです。

乾燥肌と脂性肌は対の存在ではない!?

重要なのが、乾燥肌は水分が足りない状態を指しているのであって、油分については何も言及していません。同様に、脂性肌も油分が多すぎることを示しているだけで、水分が足りているとは書かかれていないのです。なぜなら、水分と油分で角質細胞の隙間を埋め、肌を守り肌内部の水分が蒸発しないよう繋ぎ止めているのです。これが“肌のバリア機能”と呼ばれるシステムで、バリア機能が機能していれば、ほとんどの肌トラブルは未然に防ぐことが可能です。今現在、自覚している症状がドライでもオイリーでも、肌のバリア機能に問題が生じているという点で同じであると捉えてください。

乾燥肌の人は9割9分、皮脂過剰に陥っています!

なぜ、ドライでもオイリーでも同じこと…とまで言えるのか。上述した肌バリアは皮膚内部、喩えるなら本丸を守る最後の壁。このバリア機能が弱まると、皮膚は大量の皮脂を分泌し、皮脂膜を厚くしていきます。こうなると、角質が乾燥して柔軟性が失われ、毛穴が角栓によって塞がれる…、そして分泌過剰になった皮脂が毛穴に溜まっていく…というニキビ悪化の方程式が完全に成立してしまいますよね?そう、実は乾燥肌の人はほぼ全員、皮脂の分泌過剰を引き起こし、ニキビが出来やすい状態に陥ってしまうのです。

大人ニキビはむしろ冬場に悪化する…!?

実は“冬場に肌が乾燥していてもニキビが出来る”というのではなく“大人ニキビは、むしろ乾燥しやすい冬場に悪化する”と考えると正解なのです。肌バリアが破綻する原因は角質層内部の乾燥。角質層の水分が不足すると、バリア機能が弱まってトラブルの起きやすい敏感肌になる上、角質がはがれやすくなって角栓による毛穴詰まりを起こしやすくなります。そして、詰まった毛穴に“肌バリアの弱体化を補うために分泌された皮脂”が溜まってニキビに…。なので、乾燥しやすい冬場こそ、悪化すると考えるべきなのです。

冬場の乾燥肌でニキビが悪化!?〜まとめ

以上のように、大人ニキビは乾燥しやすい冬場にこそ悪化する傾向があります。徹底保湿によって肌本来のバリア機能を復活させることがニキビ改善の最重要ステップであることをしっかりと覚えてくださいね。また、急激な寒暖差などで身体に負担がかかると男性ホルモンが優位になってしまい皮脂の過剰分泌を促してしまうので、半身浴で身体を温めるなどの工夫も有効ですよ。