心理的ストレッサー
(心理ストレス因子)

ニキビ予防を考える上では、心理的ストレッサーを取り除くことが重要。こちらでは、ストレスが交感神経を刺激して皮脂分泌を促し、ニキビができやすい脂性肌を作り出してしまうメカニズムについて詳しく解説しています。美しい艶肌を維持するため、ストレスフリーな生活を送りましょう!

心理的ストレッサーを徹底解剖!

“ストレスは肌の大敵”という言葉がよく聞かれますが、これは単なる印象論などではなく、科学的に証明されているのです。ここでは、なぜ心理的ストレッサーによってニキビが悪化するのか、そのメカニズムについて解説し、そのケア方法、対策についてもアドバイスさせていただきたいと思います。

心理的ストレッサーは皮脂を増やす原因!

まず、ニキビというのは皮脂を分泌する毛穴が詰まり、その中に角質や皮脂が溜まることで発生します。そして、その詰まった毛穴の中で悪玉アクネ菌が増殖してしまうと、赤く炎症を起こしてしまうのです。要するに、最初に毛穴が詰まって角質や皮脂が溜まる…という状況にならなければニキビができることはありません。この根本原因である毛穴詰まり、皮脂や角質の過剰分泌を起こしてしまう脂性肌を避けることがニキビ予防の第一歩。そして、脂性肌にならないためには、心理的ストレス因子を避けることが非常に有効なのです。

心理的ストレッサーが脂性肌を引き起こす!

自律神経には交感神経と副交感神経の2つが存在しており、リラックスした状態では副交感神経が有利に、逆に心理的ストレスを感じると交感神経が優位になります。交感神経が優位になっていると、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンやアドレナリン、男性ホルモンのテストステロンが分泌されやすくなります。アンドロゲン、アドレナリンはそれ自体に皮脂分泌を促す働きがありますし、テストステロンはI型5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテスタステロンという物質に変化して、やはり皮脂分泌が促進されやすくなるので、脂性肌を引き起こしてしまいます。

心理的ストレッサーってどんなものがあるの?

まず、ストレッサーというのはストレスの引き起こす原因全般を指す言葉。その種類によって4つに区分されており、温度変化や騒音といった物理的ストレッサー、薬物や活性酸素などの化学的ストレッサー、感染や炎症による生物的ストレッサー、そして不安や怒りの感情といった心理的ストレッサーが存在しているのです。要するに、心理的ストレッサーは人間関係のトラブル、仕事の悩み…といったものを広く含むことになりますね。過剰なストレスによって生体バランスが崩れてしまうと心身に悪影響が出てしまい、この悪影響をアロスタティック負荷と呼びます。そうしたアロスタティック負荷が肌に出てしまうと、大人ニキビという形になることがあるわけですね。

心理的ストレスをケア、緩和する方法

ストレス対処には様々ですが、基本は3Rと呼ばれる、Rest(休息)、Relaxation(リラクゼーション)、Recreation(レクリエーション)が重要です。要するに、規則的な睡眠サイクル、適度な運動、趣味の時間を持つことがストレス解消の基本になります。ニキビ予防を主眼とするなら、副交感神経が優位でリラックスした状態を維持することが大切なので、効果的な半身浴がおすすめ。38〜40℃くらいに調節したぬるめのお湯に20分くらい、長めにつかることで心身をリラックス状態に持って行くことが可能です。ニキビのケアを目的としているなら、試してみる価値は充分でしょう。

心理ストレスとニキビの関係〜まとめ

以上のように、過度な心理的ストレスによって自律神経系のバランスが崩れると、交感神経優位の状態が続くことで、皮脂分泌を促すホルモンが増えてしまいます。脂性肌になってしまうとニキビができやすい肌質になってしまいますので、普段から意識して副交感神経優位の状態を作っておくことが大切。ストレスケアに効果的な半身浴、あるいは足湯などを生活習慣に取り入れ、心理的ストレスの緩和に努めましょう。