物理的ストレッサー
(物理ストレス因子)

大人のニキビ対策には、物理的なストレスを回避することが重要です。急激な温度変化、騒音、満員電車などストレスの原因となる物理ストレッサーを取り除き、肌をよい状態に保つための方法を詳しく解説。美しくすべすべな肌を維持する方法をしっかり学びましょう。

物理的ストレッサーを徹底解剖!

一般にストレスというのは精神的な感情に起因すると考えられていますが、実は物理的なストレスというのが存在します。たとえば急激な気温変化に晒されることなどが、物理的ストレスに該当します。ここでは、そういった物理的ストレスによる大人ニキビを予防、ケアする方法について考えてみることにしましょう。

物理的ストレッサーが自律神経のバランスを崩す!

人間の身体は体温調節機能を持っているため、暑い夏場は副交感神経が優位になって血管を拡張、血流を良くして、発汗を促すと同時にいわゆる水冷式エンジンと同じ理屈で体温を下げます。逆に寒い冬場は、血管を収縮させて身体から熱を逃がさないようにするのです。しかし、エアコンが効きすぎた部屋に出入りしていると、こうした自律神経による体温調整が頻繁に切り替わるため、徐々に自律神経のバランスがおかしくなってしまいます。これが物理的ストレッサーによる自律神経失調症の例です。

自律神経のバランスが崩れるとニキビが出来る!?

自律神経系は興奮、ストレス時に活発になる交感神経と、リラックスしている時に優位になる副交感神経の2つから構成されています。このうち交感神経が活発化していると、男性ホルモンが多く分泌されるようになり、皮脂の分泌が過剰になる脂性肌を招いてしまうのです。また、男性ホルモンには皮膚表面下部(毛包漏斗下部)の角化異常を促し、肌を固くしてしまう働きもあります。これらが原因で皮脂による毛穴詰まりが起こりやすくなり、ニキビの原因になってしまうわけです。これが、自律神経のバランス異常によってニキビが出来やすくなるメカニズムといえます。

物理的ストレッサーにはどんなものがあるの?

物理的ストレッサーについて具体的にどんなものがあるのかご紹介します。上で例に挙げた温度変化の例であれば、エアコンのほかに“季節の変わり目で気温が安定しないこと”も自律神経を乱す原因になります。たとえ自然の気候変化であっても、やはり頻繁に寒暖が入れ替わるのは物理的ストレスになるということですね。その他に満員電車、騒音といった精神的ストレスを誘発する物理的要因も、物理的ストレッサーに含まれます。精神的に不快な状態を作り出し得る物理的現象が、物理的ストレッサーといえるわけですね。

物理ストレス因子を緩和するにはどうすれば良い

まず、寒暖差に関係する物理的ストレッサーに関して、例えば夏場に外出する際、クーラーが効きすぎた屋内用に羽織るものを用意するなど、対策法は存在します。いつ、どんな時でも適温に調整できる準備をしておけば、寒暖差による物理ストレスは多く軽減できるでしょう。それ以外の、騒音、満員電車などの密閉空間といったストレス源に関していえば、不快感を覚える環境を可能な限り避けるという対処をするしかありません。もしストレスを受けてしまった時は、ぬるめの湯温での入浴、規則的な睡眠サイクル、あるいは趣味に没頭するといった方法も有効的です。適度な汗をかくということもニキビ予防にとって大切なことです。

物理ストレスによるニキビを防ぐ方法〜まとめ

ストレスというのは精神的なものだけではなく、寒暖差など、自律神経のバランスを崩す要因すべてを示す言葉です。自律神経の安定が崩れ、交感神経が活発になると、男性ホルモンが増加して肌が固く、皮脂の多い“ニキビが出来やすい状態”になってしまいますから、この物理的ストレッサーを避けることが美肌を維持するための第一歩といえるのです。温度変化を考慮した服装を心がけるなど、物理ストレスに負けない生活習慣を心がけましょう。