皮膚科ニキビ薬による治療

ニキビを治す薬を探している方は必見!皮膚科ニキビ治療で用いられる医薬品のメリット、デメリットを個々に解説しています。もっとも効果的な皮膚科ニキビ薬がどれなのか、当サイトを見れば一目瞭然です。

各薬品の特徴をチェックしよう

こちらでは、ニキビ治療に用いられる医薬品の特徴をまとめています。各薬品のメリット、デメリットを中立的な見地から解説しているので、自分の症例にあった医薬品を探す一助として役立つはずです。ニキビの種類、段階によって効果的な薬も変わってきますから、ご自分状態をチェックして、適した治療法を選んでいただきたいと思います。

抗生物質による治療

  • 〜 効果効能 〜

    アクネ菌を殺菌し、炎症の原因を取り除く治療薬です。今現在、国内にある多くの医療機関で、炎症を伴うニキビに対する第一選択となっています。ただ、炎症を緩和するだけでニキビそのものを直接治療できるわけではないので、根本治療にはなりません。対症療法として一定の効果が期待できる反面、長期的な視野で見ると効果は限定的です。

    〜 適応症例 〜

    炎症を抑える薬ですから、発赤や腫れを伴う赤ニキビの治療に用いるべき医薬品ということになります。炎症が発生していない白ニキビ、黒ニキビに対してはまったく効果を示しませんし、ニキビ跡に対しても無力です。また、肌バリア機能を回復させる力もないので、予防効果についても期待できません。消炎作用に特化した治療薬と考えるべきです。

レチノイド製剤による治療

  • 〜 効果効能 〜

    角質層の異常角化によって毛穴が収縮し、そこに角栓が詰まってしまうことがニキビの発生原因。レチノイドは、角質を柔軟に保ち、角栓発生を防止する効果を持っていますので、ニキビの発生要因をダイレクトに叩くことができる点で既存の医薬品に対して大きなアドバンテージを持っています。

    〜 適応症例 〜

    角栓発生を抑える薬品なので、炎症を緩和する力はありません。まだ腫れを伴っていない白ニキビ、黒ニキビの治療に高い効果を発揮する反面、赤ニキビになってしまうと、レチノイド単独では厳しくなるでしょう。ただ、皮膚刺激などの副作用を伴うことが多く、リスクと効能のバランスを考えて使用するべき薬品といえます。

硫黄製剤による治療

  • 〜 効果効能 〜

    殺菌、角質の柔軟化、皮脂の分泌抑制という3つの効果でニキビを治療する薬です。治療効果はそれほど高くありませんが、副作用が少ないため、市販薬などにも含有されています。実際、有名な市販薬のほとんどは硫黄製剤に属しており、ニキビの悪化を食い止める効果は充分に期待して良いでしょう。

    〜 適応症例 〜

    角質の柔軟化、殺菌効果を併せ持っていることから、ニキビの重症度を問わず活用できる点は大きなメリットといえます。しかし、肌を乾燥させてしまう作用があるため、乾燥によって悪化する大人ニキビに対しては用いないほうが無難。硫黄製剤については、皮脂のコントロールが重要な意味を持つ思春期に用いる薬品と捉えるべきです。

漢方製剤による治療

  • 〜 効果効能 〜

    漢方薬は慢性疾患の治療に高い効果を発揮することで知られており、長期化したニキビを治療するための一助として大きな効果を発揮してくれることでしょう。漢方皮膚科という診療科目を掲げている医療機関も存在しており、もし漢方による治療に興味があれば、受診してみるのも良いかもしれません。

    〜 適応症例 〜

    慢性疾患に強いという東洋医学の特徴を考えると、長期化、慢性化した難治性のニキビ治療に向いていることは間違いないと思われます。ただ、集中的な局所治療は東洋医学の得意とするところではありませんので、西洋医学の治療と併用するのがポイント。漢方単独では治癒を望むのは少々難しいと言わざるを得ません。

サリチル酸製剤による治療

  • 〜 効果効能 〜

    サリチル酸はピーリングの際に塗布する薬剤としても用いられており、角質を柔軟化する効果を持っています。ニキビの原因となる角栓発生を抑えるため、新しくニキビが発生する可能性を下げる効果も期待できるはずです。また、ニキビの悪化を防止する働きもある程度あるでしょう。

    〜 適応症例 〜

    ピーリング剤として使われていることからも分かるとおり、角質を溶かすほどの効果を持っています。敏感肌の方や既に炎症ニキビにまで発展している症例には向きませんので、基本的には白ニキビ、黒ニキビの治療薬を捉えてください。また、バリア機能の低下した大人のニキビの方に使用することはバリア機能を壊してしまうためおすすめできません。

過酸化ベンゾイル製剤による治療

  • 〜 効果効能 〜

    米国では第一選択となっている国際標準のニキビ治療成分。強いピーリング効果、殺菌効果を持っているため、比較的初期のニキビを一気に除去することが可能です。酸素を発生する効能があり、嫌気性で酸素に弱いアクネ菌を強力に殺菌するというメカニズムで炎症に発展することを強力に防止してくれます。

    〜 適応症例 〜

    肌への負担が大きいため、まだ炎症を起こしていない初期のニキビを治療するために用いるのがセオリー。逆に、赤ニキビ、黄色ニキビといった炎症性皮疹に対しては刺激が強すぎます。発赤などの副作用も報告されているため、もちろん個人輸入での使用などは絶対に避けるべきです。

皮膚科のニキビ薬による治療〜まとめ

多くの皮膚科医院では、やはり外用薬による治療が第一選択となっています。しかし、外用薬(塗り薬)による治療はすべて対症療法にとどまっており、ニキビの原因を根本から取り除くものではありません。薬を塗るのをやめてしまえば、再発する可能性は充分に考えられます。根本治療を目指すのであれば、大人ニキビの元凶である男性ホルモンを抑えるためのホルモン療法を取り入れたほうが賢明でしょう。