妊娠中はニキビが減る?

ニキビに悩んでいる方必見!妊娠すると肌がキレイになる…という噂の真偽を医学的見地から検証し、その上でホルモンバランスとニキビの関連を解説。ホルモンバランスを応用した治療法についての説明など、すべての女性に役立つ情報が満載。

妊娠するとニキビが減るという噂の真偽は!?

妊娠するとニキビが減少する…という噂がネット上に出回っていますが、これは本当なのでしょうか。こちらでは妊娠とニキビの相関関係について医学的見地から調査した結果を公開しています。また、ホルモンバランスとニキビの関連性を応用した画期的な治療法についても解説しているので、是非ご一読くださいませ。

妊娠中にニキビが減るってホント?

Web上で、妊娠するとニキビが減るという話を見かけました。ただ、その一方で妊娠したらニキビが悪化したという方もいらっしゃるようです。いったい、どちらが正しいのか分からずに悩んでいます。あるいは、妊娠した時にニキビの状態が変化したのはまったくの偶然で、特にニキビとの関連性はないのでしょうか?実際のところを教えていただけると幸いです。

ニキビとホルモンバランスには非常に深い関係があり、男性ホルモンはニキビを発生させる原因、女性ホルモンはニキビ改善の強い味方となります。なので、ホルモンバランスが大きく変わる妊娠中に肌質が変化するのは自然な現象なのです。以上から、妊娠とニキビに大きな相関関係があることはまず確実。次に“妊娠してニキビが改善した”という意見と“妊娠してニキビが悪化した”という意見が混在している理由を解説します。
まず、女性に多い性ホルモンは厳密には2種類あり、1つが一般的に女性ホルモンと呼ばれている卵胞ホルモン(エストロゲン)、もう1つが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。このうち、ニキビを改善して美肌づくりに役立っているのが主にエストロゲンで、プロゲステロンが増え過ぎると逆に肌荒れを起こしやすくなるとされています。この理由について、プロゲステロンが都市伝説として男性ホルモンに近い性質を持つとされていますが、そうではないようです。ただ、プロゲステロンも健康維持に必要なホルモンで、何も悪玉というわけではありませんので、その点はご承知置きください。
さて、これら2つのホルモンですが、実は妊娠初期には、まずプロゲステロンが大幅に増加し、おおよそ15週目あたりからエストロゲン値が急上昇、20週目までにプロゲステロンの分泌量を追い越していきます。なので、妊娠初期は肌荒れが起こりやすくなり、15〜20週あたりを境目に、今度はニキビのない美肌に変わる…という経過をたどる場合が多いのです。

妊娠とニキビの関係〜まとめ

2種類の女性ホルモンには、妊娠初期にはプロゲステロンが増加することが一つの原因か不明ですが、ややニキビが出来やすくなり、15週目以降、エストロゲンの値が急上昇しプロゲステロンの分量を上回るためにニキビは改善してきます。
ちなみに、エストロゲンの値が上回っている限りにおいて、プロゲステロンが肌荒れを誘発することはありませんので、エストロゲンがやや優位な状態で双方ともに増加している分には問題ないとされています。この性質を利用し、ピルや女性ホルモン類似成分を用いたホルモン療法がすでに実用化されており、エストロゲン優位のバランスで女性ホルモンを増加させ、ニキビが出来にくい肌質に導く治療が行われています。