汗はニキビの大敵じゃない!?

ニキビに悩んでいる方の中には“汗をかかないように気をつけているのに全然治らない”と困り果てている方も少なくありません。そこで、ここでは汗とニキビの関係を1から見直し、本当に正しいケアは何なのかという根本を突き詰めていきたいと思います!

汗とニキビ…その関係を探る!

まるで常識のように考えられている“汗をかくとニキビが出来る”という説ですが、果たして、これは本当に正しいのでしょうか?中には、夏よりも真冬にニキビが悪化するという方もいらっしゃるようです。そこで、ここでは皮膚科医の考えに基づく、汗とニキビの関連についての情報を徹底公開することにしました。

汗をかくとニキビは悪化する?

大量の汗をかくと、汗に含まれる皮脂分がニキビを悪化させる…という話を聞いたのですが、本当でしょうか?私の場合、夏よりも、むしろ冬場にニキビが増えるので、汗をかくのが悪いと言われても、あまり実感がありません。汗によってニキビが悪化するメカニズムと、なぜ私は冬にニキビが悪化するのか…という2点について詳しく教えてもらえると助かります。

結論から申し上げると、汗によってニキビが悪化するというのは俗説であり、誤りです。汗というのは大半が水分であり、皮脂は汗をかくかどうかに関わらず、皮膚の表面に一定量が分泌されています。多量の汗をかくと皮脂が水分の上に浮いてしまい、皮脂が目立ったり、ベタベタとした不快感を生じたりするので、そのせいで“汗=皮脂”という考え方が生まれたのでしょう。また、さらに言えば皮脂がニキビの原因である…というのも正しくはありません。大人ニキビの原因は角質の乾燥、男性ホルモン過多による毛穴の収縮などが根本原因。収縮した毛穴に角質層から剥がれ落ちた角栓が詰まることで発症します。なので、乾燥肌になりやすい冬場に悪化するのがむしろ自然。あなたが実感している“夏よりも、むしろ冬場に悪化する”という認識は正しいといえます。
思春期ニキビの場合は未成熟の小さな毛穴に角栓が詰まり、そこに皮脂が溜まることで悪化するので、皮脂コントロールも大切ですが、大人ニキビの場合には角質層の乾燥を避けること、すなわち保湿が基本的なケアの方向性になることを覚えておきましょう。

汗とニキビはほとんど無関係〜まとめ

汗をかくとニキビが増える…というのは俗説に過ぎず、大人ニキビの原因は角質層の乾燥にあります。むしろ、適度な発汗は角質水分量の増加、体温調節機能の維持、カラダに溜まった不要なものの排出、新陳代謝の促進など、美容と健康にプラスの影響を与えてくれます。以上から、大人ニキビを治したいのであれば、汗を気にするのではなく“肌を乾燥させない”という方針でスキンケアをするべきでしょう。ただし、これは乳液や油分を含むクリームを多量に塗れ…という意味ではありません。大人ニキビを治すためには、角質層を保湿して、乾燥していない状態を維持することが重要なので、まずは保湿ケアを重視することから始めましょう。