ビタミンB群を摂取すれば、ニキビの悪化を防げるって本当?こちらでは、サプリに頼らず、日頃の食生活を正すことで美肌を取り戻す、そんな驚きのメニューを紹介しています!
炎症を起こしたニキビの治療には皮膚科の受診が必要ですが、軽度のニキビなら生活習慣を正すことによってケアすることも充分可能。こちらでは、食生活を正して肌の健康を維持するための情報を分かりやすく解説させて頂きます。ビタミンB群をたっぷり含んだ食事を取り入れることで、ニキビ肌のケアを目指しましょう。
ビタミンB群という言葉から分かるように、実はビタミンBには8種類存在しています。内訳は、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシンやピリドキサミン(ビタミンB6)、ビオチン(ビタミンB7)、葉酸(ビタミンB9)、シアノコバラミン(ビタミンB12)となっています。このうち、特にニキビとの関連が深いとされているのが、ビタミンB2、B5、B6の3種類。B5は成分名のパントテン酸で表記するのが普通なので“ビタミンB2、B6、そしてパントテン酸が重要”と覚えてください。
ビタミンB2ですが、これは脂質代謝を促す栄養素になります。ニキビの悪化原因は、脂質が溜まることによるアクネ菌の繁殖。脂質が正常に代謝されていれば、悪化して炎症を起こすのを予防できる可能性があるわけです。
ビタミンB6は、アミノ酸代謝の用いられる栄養素で、肌の生まれ変わりによって新しい皮膚が合成されるのを助けます。ニキビ跡の色素沈着をケアできる可能性もあるので、積極的に摂取したいですね。
最後にパントテン酸ですが、皮脂の分泌を抑える作用があります。様々な食材に含まれており、普通の食事さえしていれば不足することありません。
ビタミンB群を効率的に摂取できるオススメ食材を紹介させて頂きます。ニキビのない肌を目指している方は、まず日々の食事にこれらの食材を取り入れることから初めてはいかがでしょうか?
・ビタミンB2
豚レバー…3.6mg/100g
牛レバー…3.0mg/100g
魚肉ソーセージ…0.6mg/100g
・ビタミンB6
ニンニク…1.5mg/100g
マグロ…0.85mg/100g
ゴマ…0.64mg/100g
・パントテン酸
豚レバー…7.2mg/100g
牛レバー…6.40mg/100g
卵黄…4.33mg/100g
ちなみにビタミンB群は水溶性ビタミンといって、過剰な分は尿として排出されるため、過剰摂取の心配をする必要はありません。是非ビタミンBたっぷりの食事を摂って頂ければと思います。
では、ビタミンB群を豊富に含む食材を用いた、ニキビケアに直結する美肌メニューのレシピを紹介したいと思います。
・ニラと豚レバーのガーリックソテー
《材料3〜4人分》
《作り方》
こちらのメニューを夕食に加えるだけで、1日の必要量を大きく上回るビタミンB群を摂取することが可能です。美肌を維持する重要成分、ビタミンBを効率的に摂取したいなら、是非ともメニューに加えてみてくださいね。
脂質のめぐりをサポートして、さらには肌の生まれ変わりを助ける働きまで持っているビタミンB群は、まさに美肌ビタミンの代表格というべき存在です。詰まった毛穴に皮脂が溜まるのを防ぐ効果が期待できるため、ニキビの悪化を抑えるのに特に有効。ニキビが膿んでしまった経験がある方は、是非ビタミンB群の摂取を心がけるようにしてください。悪化さえ防げればニキビ跡が残る確率は下がりますから、軽度のまま終わらせるというのも立派な戦略です。
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