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意外と知らない大人のニキビ

その“常識”、信じて大丈夫?

ニキビにありがちな
「誤解」を解説する
コーナーです。
治療の第一歩として、
お気軽にご覧ください。

大人ニキビにメイクは厳禁!?

回答 そんなことはありません。
メイクして自信をもって外にでましょう!!

古くよりニキビの原因はお化粧だと医学誌・専門誌でもとりあげられていましたが、私はその意見に否定的な考えを持っています。なぜならば、お化粧をしない部位(顎、首、背中などなど)にもニキビができるからです。 ニキビが気になって、メイクやオシャレができない。女性として、これほど苦しい悩みはありません。メイクを我慢することで新たにストレスをためるよりは、刺激性の少ないメイク商品などでメイクをしてストレスを感じない事の方がニキビ肌に対しては良いのではと考えています。
当院では「ニキビ肌でもメイクをしても大丈夫です」「ストレスなく人と会うために、むしろ積極的にメイクしましょう!」と患者さんに指導しています。

ではどうすればいいの!? ベースメイクまでがニキビケアです。

ニキビの原因が化粧そのものではないとはいえ、ニキビ肌に負担のかかる化粧品というのは存在しますので、化粧品選びには注意してください。 具体的には○○○○や○○○○○○なファンデーションや、○○○○○○が含まれる化粧品は使用しないほうが無難です。また最近よく見られる○○○○○○○○といった一時的にニキビを隠す機能に特化した商品は、かえって治癒を遅らせてしまうので、使用するとしても短時間に留めておきましょう。
HINアクネスラボ化粧品では、ファンデーション、コンシーラー、日焼け止め下地、BBクリーム(多機能ファンデーション)をご用意していますので、用途に応じて使い分けてください。
メイク後には、しっかりクレンジング&洗顔をして肌をしっかりリセットすることが重要です。また、リセット後の保湿ケアもしっかりおこなってください。

紫外線対策はニキビ肌によくない!?

回答 いいえ。しっかり紫外線対策しましょう!!

紫外線を長時間浴びていると、肌を酸化させニキビの原因となりますので、紫外線対策は必要です。

ではどうすればいいの!? 肌に負担を与えないUVケア製品を選びましょう

ニキビ肌でもそうでなくても、日焼け止めなどのUVケア製品は、使い方、選び方を注意しなければなりません。UVケア成分である紫外線吸収剤(有機紫外線吸収剤)が、お肌に負担を与えることがあります。
紫外線というお肌の「天敵」を防いでくれる強力な成分なのですが、強すぎるゆえにお肌の酸化を促進させることもあります。
お肌の酸化は、ニキビだけでなく、シミやシワ、くすみの原因になります。何にせよ、お肌の酸化は避けたいところです。
HINアクネスラボのUVケア製品は、紫外線吸収剤無配合ですのでお肌に余分な負担をかけません。紫外線散乱剤、分散剤の組み合わせの工夫により、日常の紫外線をしっかりカットしますので、ぜひお試しください。

「しっかりピーリング」でニキビ肌の角質を除去!?

回答 角質は大事です。除去しすぎに注意!

十分に潤った角質には、紫外線などニキビの原因となる外敵を遮断するバリア機能があります。
ピーリングでこすりすぎてしまうと、古い角質だけでなくバリア機能を持つ角質まで除去してしまい、外部からの刺激に弱い肌になってしまいますのでやりすぎは禁物です。

ではどうすればいいの!? ソフトピーリングと保湿で角質に水分をたくわえましょう。

ピーリングは、ソフトピーリングにより部分的、一時的に脂分をとり除くのにとどめます。こすってニキビを落とそうとすると必要な角質まで失くしてしまいますので注意してください。
ピーリング後は、保湿対策により角質に水分をたくわえることでバリア機能を高めてください。

※バリア機能については次の項目もご覧ください。

とにかく皮脂対策、皮脂を取り除けばニキビは治る!?

回答 いいえ。皮脂対策より保湿対策を!

数多くの患者さんの、角質層の皮脂量と水分量を当院で測定したところ、トラブルの有無に関わらず皮脂量には違いがありませんでした。いっぽうでトラブルの発生している部位の水分量は少なく、乾燥状態になっていました。
つまり問題は、皮脂量の増加ではなく、水分量の減少にともなう「バリア機能の低下」にあるということです。
これは皮脂をコントロールすることで改善する思春期ニキビとは異なる、大人ニキビ固有の特徴です。

ではどうすればいいの!? 水分を「増やし」×「逃さない」保湿対策を。

角質層を保湿してバリア機能を高めるには、水分量を「増やす」だけでなく「逃さない」ことも必要です。増やすことはみなさん比較的熱心ですが、逃さないことはおろそかになりがちです。
バリア機能は、具体的には「水分量」×「NMF含有量」で決まります。NMFとはナチュラル・モイスチャライジング・ファクターと呼ばれる天然保湿因子で、NMFが減少すると、角層内の水分も失われ、バリア機能が崩壊してしまいます。
NMFとはたくわえた水分を逃さない「フタ」の役割だと考えれば分かりやすいですね。

» 保湿のメカニズムをもっと詳しく

大人ニキビが治れば、もう安心!?

回答 保湿をはじめとするデイリーケアを!

当院で治療を受けてニキビが改善しても、日常のケアは必要です。
特にここでも繰り返しご説明している保湿対策はしっかりと行ってください。 肌を清潔に保ち、保湿ができていれば、大人のニキビのできにくい状態をキープできます。
ケアをさぼって、ニキビができてからあわてて対策するのではなく、日々の保湿をがんばりましょう。

※HINアクネスラボ化粧品は、ニキビになりやすい方のための通常のスキンケアもできます。