ニキビを表面的に治療するだけでは、治癒と再発を繰り返すことになります。当院では、大人ニキビを根本から治療していきます。
従来の抗生剤内服やイオウや抗菌剤外用ではなかなか治らないケースが数多くあります。これは大人ニキビの原因が、男性ホルモン過多による皮脂分泌量増加にあるためです。当院ではまず、ホルモン療法により皮脂量を抑えてから、局所治療として外用療法を行うという2ステップ治療を行います(なお、皮脂量増加と肌の水分量には密接な関係があります。詳しくはいいお肌.jpのこちらのページをご覧ください)。
ステップ1:ホルモン療法
皮脂量を減少させる為に、ピルや疑似ホルモン剤を使用します。アキュテインやピルのダイアン35は使用しません。なるべくホルモン剤の使用は短期で終わるように計画を立てます。
ステップ2:コンビネーション外用治療
次に局所治療プログラムに入り、女性ホルモン軟膏・ビタミンC誘導体ローションなどによるレベル1からレベル4までの外用プログラムを立てて、コンビネーション外用治療を行います。ケミカルピール・レーザーを使ったクリスタルピール・PDT(フォトダイナミックテラピー)・マイクロアブレージョン・コメド圧出は行いません。