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院長からのホームケア アドバイス

1.正しい洗顔方法を実践しましょう

まずは、ぬるま湯で毛穴を広げ、お顔全体の大まかな汚れを落としましょう。あまり熱いお湯で洗うと、必要な皮脂まで落としてしまうので注意してください。

次に、ニキビ肌にやさしい洗顔料をしっかり角が立つくらいまで泡立ててから洗顔します。ゴシゴシ洗わず、優しく泡で洗うようなイメージで。皮脂の多い額、こめかみ、鼻、小鼻のまわりを中心に刺激を与えない程度に顔全体を軽くマッサージするように洗います。忘れがちなアゴや首すじも同じように洗います。

最後に、すすぎです。せっかく丁寧に洗っても、洗顔料が顔に残ってしまっては意味がありません。洗い残しは、毛穴を塞いでニキビの原因になりかねません。ぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。ニキビができやすい髪の生え際部分は、すすぎが怠りがちです。やさしく、しっかりすすいでください。

すすぎが終わったら、タオルでゴシゴシ拭かずに、柔らかいタオルで軽く押さえるように拭き取ります。

洗顔後は、洗顔前よりもお肌が乾燥しています。洗顔後は、化粧水や、クリームなどで必ず保湿してください。

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2.生活習慣を見直しましょう

大人ニキビは、生活習慣病です。油断して今までの生活スタイルに戻ると再発してしまいます。日頃から規則正しい生活習慣を心掛けましょう。

食事
朝・昼・晩きちんと食事を摂り、夕食は遅くとも20時までに摂ることが理想です。食事内容は、バランスの良い低カロリー食が基本です。特に、女性ホルモンによく似た働きをするイソフラボンを多く含む食材(豆腐、納豆、味噌などの大豆製品)や、インスリンの分泌を低めに抑えた食材(玄米、野菜全般)が良いとされています。
一方、ファーストフードやスナック菓子、清涼飲料水などの高脂肪、高炭水化物のものは控えた方が良いでしょう。

睡眠
睡眠で大切なのは、睡眠時間帯と睡眠の質です。成長ホルモンが分泌する時間帯は、23時~2時の間。この3時間で、どれだけ深く質の高い睡眠を取れるかがポイントです。夜中3時に寝ていては、深い睡眠ができるはずはありません。最低でも6~7時間の睡眠時間を確保することも重要です。睡眠前に半身浴をして交感神経をリラックスさせるのも有効的です。
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運動
肌の新陳代謝を上げて毛穴を開かせるためにも、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。忙しい社会人にとって運動時間の確保は厳しいかもしれませんが、一駅分歩く、エスカレーターではなく階段を使うなど、毎日の生活で工夫できることは多くあります。これらも立派な有酸素運動の一つです。一方、過度の加圧トレーニングや筋トレは成長ホルモンを促すので、ニキビをできやすくする可能性も考えられます。
運動することで汗をかきますが、放っておくとニキビの原因となることもあります。運動後は、顔を洗ったり、シャワーを浴びたりするなどして、汗対策を行いましょう。


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3.バリア機能を強化して保湿力アップ

グラフ 「バリア機能」という言葉はよく聞きますが、これはニキビにとって大切なキーワードです。バリア機能とは、皮膚外部からのウイルスなどの侵入を防ぐ役割と、お肌内部の水分が外に逃げて失われないようにする役割を果たしています。バリア機能が低下すると、お肌が乾燥したり肌荒れを起こしたりするばかりではなく、乾燥によって角質が把厚。これにより毛穴が詰まりやすい状態になり、ニキビを引き起こし、悪化させる原因へとつながるのです。元々Uゾーンはバリア機能が弱いので、ニキビができやすい箇所。そのバリア機能を担うセラミド(角質の細胞間脂質)は、美肌を維持するのに必要な成分です。毎日の肌のお手入れの際に、バリア機能を高めるためにセラミドを増やす効果のあるジェルやクリームなどを使い続けることを意識しましょう。ニキビがあると、あまりいろいろなものを塗らない方がいいのでは? と思うかもしれませんが、乾燥を防ぐためにもしっかりと保湿することが重要なのです。その際、油分の少ない化粧品を使うようにしましょう。


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イラスト 4.メイクを楽しみましょう

ニキビがあるとメイクができないと思いがちですが、そんなことはありません。ニキビでメイクができないと思ってストレスになる方が、肌にはマイナスになってしまうこともあります。メイクの後は必ずしっかりとクレンジング&洗顔でケアしてください。



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